グループ・防弾少年団(BTS)が来る3月に光化門広場で正規5集「アリラン」(ARIRANG)のカムバック公演を予告した中、K-POPに溶け込んだ韓国的な要素が改めて注目を集めている。
4日、ソウル市および歌謡界関係者によれば、防弾少年団は来る3月21日にソウル鍾路区世宗路に位置する光化門広場で行われる「BTS コンバックライブ:アリラン」で、景福宮の三つの門を通って登場する可能性が高いと見られている。
こうした見方は、防弾少年団が所属事務所ハイブを通じ、光化門一帯と景福宮、光化門および光化門月台エリア、崇礼門などに関する場所使用および撮影許可申請を提出したと伝えられたことから浮上したものだ。これによれば、防弾少年団が光化門の三つの門を抜けて広場まで歩いて向かうオープニング演出も見られる見通しだと複数のメディアが報じている。
先立って防弾少年団は2018年にも、リパッケージアルバム「LOVE YOURSELF 結 Answer」のタイトル曲「IDOL」のコンセプトに韓国的要素を加え、話題となった。同ミュージックビデオでは、韓国の伝統建築を背景に韓服を着て踊るメンバーの姿が収められている。その後の2020年9月には、景福宮・勤政殿の前で韓服を着て「Dynamite」を、慶会楼では「Mikrokosmos(小宇宙)」を、崇礼門の前では「Butter」のステージを披露。世界中のARMY(公式ファンダム名)に韓国の美しい文化遺産を広く知らせる契機になったと評価されている。
防弾少年団だけではない。グループ・BLACKPINKも2022年8月に公開した「Pink Venom」のミュージックビデオで、コムンゴ(玄琴、韓国の伝統弦楽器)を演奏するシーンが目を引いた。2020年に出演した米NBC「ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン」では映像で登場し、個性あふれるフュージョン韓服姿で飾った「How You Like That」のステージを初公開した。さらに公式ミュージックビデオでは、ヒップなデザインに再解釈された韓服をまとって登場し、関心を集めた。これは韓国の伝統衣装である韓服に対する海外の認識向上に寄与したという評価だ。
こうした試みは、最近のNetflixオリジナル長編アニメ映画KPOPガールズ!デーモン・ハンターズを通じて結実した。同作はK-POPアイドルを主人公に据え、過去と現代を横断する韓国的要素を積極的に取り入れたとされる。これが奏功し、作品のオリジナル・サウンドトラック(OST)「Golden」が1日(現地時間)に行われたグラミー賞の事前授賞式で「Best Song Written for Visual Media(映像作品のために書かれた楽曲)」部門を受賞する快挙につながった。楽曲制作に参加したイ・ジェ、テディ、24、アイディオ(イ・ユハン/クァク・ジョンギュ/ナム・ヒドン)らがグラミー受賞者という栄誉を手にしたことになる。K-POPの作曲家あるいは音楽プロデューサーがグラミー賞の受賞者リストに名を連ねたのは今回が初めてだと報じられている。
来る3月に光化門一帯でカムバック公演を行う防弾少年団をはじめ、K-POPに韓国の伝統要素を加えようとする試みは絶え間なく続いている。結果として「最も韓国的なものが最も世界的なものだ」という言葉を裏付ける形になったとも言えそうだ。こうした融合は、K-POPと韓国のカルチャー産業全般に相乗効果をもたらし、好循環を生むことが期待される。