コメディアンのイ・スジが幼稚園教師のキャラクターに扮し、笑いとほろ苦さを同時にもたらした。単なるパロディにとどまらず、現場の教師が直面する悩みをリアルに描き、多くの共感を呼んでいる。
7日、イ・スジのYouTubeチャンネルには「幼稚園教師イ・ミンジさんの終わらない24時間」というタイトルの動画が公開された。EBSのドキュメンタリーエクストリーム・ジョブをパロディ化した今回のコンテンツで、イ・スジは早朝4時から深夜まで続く幼稚園教師の一日を演じた。動画は公開から1日も経たない時点で73万回再生を突破し、急速に話題を集めていると報じられている。
動画の中でイ・スジは、早朝の預かり保育から登園指導、授業進行、写真撮影、降園指導、夜間保育まで、息つく間もない一日をこなす。その過程で、保護者からの要望や問い合わせも途切れない。子どものMBTIに合わせてクラス編成を求める声から、ウェットティッシュの種類、撮影機材、さらにはプライバシーを疑うような質問までが次々と寄せられる様子が、いっそうの現実味を与えている。
とりわけ、保護者の要請で携帯電話をiPhoneに替えたという設定や、子どもを見ながら常に丁寧なトーンを保たなければならない姿は笑いを誘いつつも、教師の感情労働を想起させる。深夜まで続く保育の後も、教室の片づけ、教具づくり、記録業務が残る場面は、幼稚園教師の仕事が単なる保育にとどまらないことを示している。
視聴者の反応は熱を帯びている。とりわけ現職の教師や元関係者からは「誇張ではなく、むしろマイルドに描かれている」「現実は動画より何倍も大変」「笑えるけれど、とても切ない」「これはコメディではなく現実の告発だ」といった声が相次ぎ、共感が広がっている。現在、当該動画には4700件を超えるコメントが寄せられているという。
これまでも「デチマム」(教育熱心な保護者)、ヨガ講師、ラッパーなどに扮し、細部まで作り込んだ演技で話題を集めてきたイ・スジが、幼稚園教師のキャラクターでも強い印象を残した。とりわけ今回の動画は、幼稚園教師の労働環境や過度な要望・苦情の問題について、改めて考えさせる内容だとして注目を集めている。