俳優のオ・ジョンセが新作映画の公開後、オンライン上で「最大の受益者」と称され、話題の中心にいると報じられている。
3日に公開された映画ワイルド・シングで、オ・ジョンセは90年代の元祖「彼氏ボイス」であり、不遇のバラード王子チェ・ソンゴン役を務め、円熟の演技を披露したと複数メディアが伝えている。
劇中のチェ・ソンゴンは、全盛期には高い人気を誇りながらも、混成グループのトライアングルに押され、なんと39週連続で音楽番組の2位に甘んじた切ない人物だ。追い打ちをかけるように、トライアングルの1位記念パーティーに出席したところ思わぬ出来事に巻き込まれ、一夜にして舞台から姿を消すことになる。
オ・ジョンセは持ち前のとぼけた味のある演技で、「世紀末の彼氏ボイス」キャラクターを見事に体現。とりわけ、作品内外を横断する“没入型世界観”が大衆のツボを突いたとされる。5月22日には実際のキャラクター名義で音源をリリースし、続く2日には作中で歌った『君が好き』のミュージックビデオまで公開して、観客の熱い反応を引き出した。
ここに所属事務所も世界観に完全同調し、熱量を後押しした。事務所側はチェ・ソンゴンに完全になりきったオ・ジョンセの映像を掲載し、いわゆる「過剰ファンサ風」のマーケティングを展開したと伝えられている。
こうした話題性を受け、オンラインコミュニティやSNSでは「この機会に今年の青龍映画賞の祝賀ステージまで進出してほしい」、「本当に音楽番組で1位にしてあげたい」、「俳優本人より事務所が一番はしゃいでいる気がする」、「オ・ジョンセの動画を見て心を動かされ、映画の前売りをしてきた」などの反応が寄せられている。
一方、ワイルド・シングは、2000年代に音楽番組の1位を総なめにするほどの人気を集めた混成グループ・トライアングルのメンバーたちが、20数年の時を経て再結成し、再び舞台に立つ機会を得る中で巻き起こるドタバタを描いた作品で、現在、全国の劇場で公開中と報じられている。