歌手イ・ムジンが所属事務所のビッグプラネットメイドエンターテインメントを相手取って申し立てた専属契約効力停止の仮処分で、裁判所が申請を認めたと報じられた。これにより、本案訴訟の結果が出るまでイ・ムジンの専属契約の効力は暫定的に停止される見通しだ。
24日、法曹界によると、ソウル中央地裁民事合議50部は同日、イ・ムジンがビッグプラネットメイドエンターテインメントに対して申し立てた専属契約効力停止の仮処分申請を認容したという。裁判部は本案訴訟の宣告前まで、双方の専属契約の効力を停止するよう判断したとされる。
この決定により、イ・ムジンは本案判決が出るまで独自に芸能活動を行えることになった。裁判部は、ビッグプラネットメイドエンターテインメントがイ・ムジンの意思に反して活動を要求したり、第三者と契約を交渉・締結したり、第三者にイ・ムジンの活動禁止を要請したりしてはならないとした。
イ・ムジンは先だって16日、ソウル中央地裁に対し、ビッグプラネットメイドエンターテインメントを相手に専属契約効力不存在確認および未払い精算金の支払い請求訴訟も提起している。これは、3月に所属事務所へ専属契約の解除を通知したことが適法であるかを確認する趣旨と伝えられている。
イ・ムジン側は、所属事務所が昨年の第2四半期から第4四半期までの精算金と、今年第1四半期の精算金を支払っていないと主張している。未払い精算金の規模は約20億〜21億ウォン台と取り沙汰されている。
イ・ムジン側の代理人は「1年以上にわたって精算金をまったく受け取れていない。さらに最近はマネジメント支援も途絶え、スタッフも報酬を受け取れていない」とし、「これ以上、所属事務所として信頼するのは難しい状況だ」と説明した。
先月に開かれた仮処分審尋で、ビッグプラネットメイドエンターテインメント側は、精算金が支払われなかった事情が全面的に会社の責任だとは言い難いという趣旨の立場を示したと伝えられた。ただし、イ・ムジンが専属契約の効力停止を望むのであれば、これを受け入れる意向も示していたという。
今回の件は、ビッグプラネットメイドエンターテインメントをめぐるアーティスト離脱の動きと重なり、いっそう注目を集めている。先立ってテミン、THE BOYZの一部メンバー、VIVIZ、BE'O、イ・スンギらが、精算金未払いおよび信頼関係の毀損などを理由に専属契約の解除を通知したとされる。THE BOYZメンバーの場合、先に申し立てた仮処分申請が認容された経緯もある。
ビッグプラネットメイドエンターテインメントは、芸能企画会社ワンハンドレッド傘下のレーベルだ。ワンハンドレッドはチャ・ガウォン代表と、歌手兼プロデューサーのMCモンが共同で設立したが、その後MCモンは会社を離れ、現在はチャ・ガウォンが率いているとされる。チャ・ガウォンは300億ウォン台の詐欺容疑で警察の捜査も受けており、警察が逮捕状を申請したものの、検察が退けたと伝えられた。
イ・ムジンの仮処分申請が認められたことで、ビッグプラネットメイドエンターテインメントとの法的紛争は本案訴訟へと移行する見通しだ。精算金の未払いの有無や専属契約解除の適法性は、今後の裁判で争点となるとみられる。