グループUN出身の歌手兼俳優、チェ・ジョンウォンが、元交際相手を凶器で脅した容疑をめぐり、検察から起訴猶予処分となったと報じられた。
29日付の京郷新聞によると、ソウル中央地検女性児童犯罪調査2部は16日、チェ・ジョンウォンのいわゆる「特殊脅迫」容疑について起訴猶予の処分を下したという。併せて適用されていた性暴力処罰法上の撮影物利用による脅迫容疑と、ストーキング処罰法違反容疑は不起訴処分となった。起訴猶予は、容疑自体は認められるものの、犯行の動機や経緯、被害者との関係、反省の有無、犯行後の状況などを考慮して、公判に付さない検察の処分を指す。
チェ・ジョンウォンは昨年8月、当時交際中だったA氏から別れを告げられた後、複数回連絡を取り、A氏の住居を訪ねて凶器を手に脅した容疑で捜査を受けてきた。事件直後、A氏は警察に通報し、裁判所はチェ・ジョンウォンが被害者の周辺100メートル以内に接近したり連絡したりできないよう、緊急応急措置を認めたとされる。
騒動が伝えられた後、チェ・ジョンウォンはSNSで、この件が「恋人との私的な衝突から生じたこと」だと説明し、「些細な口論が大きくなったハプニング」だったとの立場を示した。一方でA氏はSNSで、現場鑑識と被害者調査を長時間受け、深夜に急ぎ転居した旨の投稿を残し、心境を吐露した。この過程で双方の対立は、オンライン上での暴露合戦の様相を呈したとも伝えられている。
検察は、危険物を所持した状態での脅迫、いわゆる「特殊脅迫」容疑自体は認めたとされる。ただし、A氏がその後、処罰を望まない意向を示し、寛大な処分を求めた点などを考慮し、起訴猶予を決定したという。
A氏は当初は自ら通報したものの、その後、警察に処罰不希望書を提出し、検察段階でも寛大な処分を求める意思を伝えたと報じられている。
動画流布で脅したとされる容疑については、証拠が十分ではないと判断された。検察は、A氏がメディアへの暴露に言及したところ、チェ・ジョンウォンが感情的に対応した状況とみており、実際に撮影物を用いた脅迫容疑の立証は難しいと判断したとされる。
ストーキング容疑も不起訴となった。事件直前まで2人が日常的に連絡を取り合っており、A氏が明確に連絡拒否の意思を示した状況が乏しい点などが考慮されたと伝えられている。
一方、チェ・ジョンウォンは1999年にグループ『ブロンズ』でデビュー。翌2000年にはキム・ジョンフンと共に『UN』として活動し、広く支持を集めた。