俳優ク・ギョファンが、深みのある演技と心に残る名セリフで視聴者を惹きつけていると複数のメディアが報じている。
毎週話題を集めるJTBCの土日ドラマ皆が自分の無価値さと闘っている(以下「モジャムサ」)で、ク・ギョファンはファン・ドンマン役として、現実的な感情の機微と繊細な芝居で強い共感を引き出しているという。とりわけキャラクターの深い内面を映し出すセリフの数々は、単なる劇中の一場面を超え、人生の大切なメッセージとして視聴者に届いていると受け止められている。
「不安じゃないこと。ただ、不安でさえなければいい、俺は」というセリフは、よくできる友人たちの間で自らの無価値さを隠そうともがくドンマンの姿を生々しく伝える。兄のファン・ジンマン(パク・ヘジュン)との場面で放たれる「お前が望むのは何だ。デビューか。成功か。何なんだ」という直截な問いかけが示すのは、成功でなくても揺るがない生き方を望む心情であり、視聴者に深い余韻を残したとされる。実際にク・ギョファンも台本を読みながら涙を流したと明かされている。
「自分の無価値さの果てから、輝く真実をすくい上げる。俺の輝くストーリーを待っていろ。さあ、止められるなら止めてみろ」というドンマンのセリフは、自分を見下してきた人々に堂々と立ち向かう場面で語られ、ク・ギョファンの決然とした眼差しと確信に満ちた語り口が強烈な印象を残したと伝えられている。
「俺はリトマス紙みたいな男だ。相手が酸性なら俺も酸性、相手がアルカリなら俺もアルカリ」という表現は、仲間内での自身の防衛機制を示す場面だ。いつも自分を厄介者扱いする人々の前では棘を立てながらも、ピョン・ウナ(コ・ユンジョン)を前にすると純粋な一面をのぞかせる姿が、多くの共感を呼んだという。
また「落ち葉をつかむと幸運が訪れるんですって。つかんだ幸運をお裾分けします」というセリフは、ドンマンの感性と愛らしさをよく表している。彼のロマンチックな性格は、こうしたささやかな瞬間を通じて一層輝きを放ったと評されている。
安穏さへの言及として、ドンマンが「僕が一番好きな言葉は『安穏』。冬に布団にもぐってみかんを食べながら漫画を読む感じの、百万倍くらい?」と語り、成し得ていない平穏を希求する姿を巧みに描き出した。こうした素朴なたとえが、視聴者の胸にほろ苦い切なさを残したと見られている。
このようにク・ギョファンは「モジャムサ」を通じて、深い感情線と強いセリフの伝達力で視聴者に濃い余韻を届けているとされ、ドラマは毎週土曜22時40分、日曜22時30分に放送されている。