ヒット作の熱気はスクリーンの中だけにとどまりません。物語の舞台となった場所はファンにとって新たなコンテンツとなり、ロケ地は作品の余韻を呼び起こす旅先へと広がっていきます。
公開を控えるナ・ホンジン監督の新作ホープに関連して、主なロケ地である全羅南道ヘナム郡ブッピョン面ナムチャン里一帯が「文化の街」として再現される予定だと報じられています。大きな話題を生んだ作品が誕生するとロケ地やセットを訪れる人が増え、自治体はこれを基にテーマストリートや観光コースを整備して都市プロモーションに活用します。単なる撮影場所が一つの観光資源へと変わるわけです。
コンテンツの話題性が地域の新たな観光の原動力につながる中、各地のロケ地は作品と旅を結び付ける代表的なスポットとして注目を集めています。
作品の舞台となった有名ロケ地をチェック
1. 全羅南道・ヘナム ─ ナムチャン停留所一帯
ナ・ホンジン監督が手がけた新作ホープの主なロケ地である全羅南道ヘナム郡ブッピョン面ナムチャン里一帯は、劇中で非武装地帯(DMZ)近くの孤立した港町「ホポ港(ホポハン)」として生まれ変わりました。作品は、ホポ港出張所長のボムソク(ファン・ジョンミン)がトラ出没の報を受け、村を揺るがす信じがたい出来事に直面していくSFアクション・スリラーだと伝えられています。ヘナム郡はこの一帯に1970〜80年代の雰囲気をまとった「文化の街」を整備し、映画の余韻を感じられる観光名所として演出していく計画です。
2. 慶尚北道・ムンギョン ─ ムンギョンセジェ・オープンセット
ムンギョンセジェ・オープンセットは、ムンギョンセジェ道立公園内にある時代劇ロケ地です。キングダム、太陽を抱く月など、韓国で放送された数多くの時代劇や大河ドラマの舞台として広く知られています。ここには光化門や景福宮、東宮、市場通り、韓屋村などが整備され、朝鮮時代にタイムスリップしたかのような雰囲気を味わえます。作品の名場面を思い浮かべながらセットを歩いて写真を撮るのに最適で、ムンギョンセジェの旧道と合わせて回れば、歴史散策と自然のトレッキングを同時に楽しめます。
3. 忠清南道・ノンサン ─ サンシャインランド、サンシャインスタジオ
サンシャインランドは、ドラマと体験コンテンツを同時に楽しめる複合文化空間です。1950年代の街並みを再現した「ロマンスタジオ」ではクッパ店や映画館、昔ながらの看板を背景に映画のような写真を残せます。サンシャインスタジオではドラマミスター・サンシャインに登場する開化期の漢城(ハンソン)の雰囲気を味わえます。ミリタリー体験やサバイバル体験も用意され、家族や友人との旅行先としても人気を集めています。
4. 慶尚南道・ハプチョン ─ ハプチョン映像テーマパーク
ハプチョン映像テーマパークは、1920年代から1980年代までの街並みを再現した代表的な時代劇ロケ名所です。ここは映画キングメーカー、ハント、マルモイ ことばあつめをはじめ、数多くの作品の背景となってきました。ソウルの街並みや路面電車、映画館、官公庁のセットが連なり、ドラマや映画の一場面の中を歩いているかのような雰囲気を味わえます。青瓦台の撮影セットや盆栽公園、生態の森体験場も併せて巡れるため、写真撮影や散策、家族のお出かけにも適した旅先として知られています。
