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ミュージカル『ルーレット』『クラブ説話』、舞台シーンに新パラダイム 観客参加型が注目を集める

『ルーレット』『クラブ説話』 変化するエンディングと斬新な形式が話題

ミュージカル, ルーレット, クラブ説話, 没入型ミュージカル, 観客参加型ミュージカル
写真:スポットライト、73カンパニー
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写真:スポットライト
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写真:クラブ説話 X(旧ツイッター)

近ごろ大衆の公演シーンへの関心が日増しに高まるなか、観客と舞台の境界を取り払った新機軸のミュージカルが相次いでベールを脱ぎ、注目を集めていると報じられている。

まず目を引く作品は、19日にキャスティングラインナップを公開し本格始動を知らせたイマーシブ(観客没入型)ミュージカルルーレットだ。7月に開幕するルーレットは、ブラックとゴールドを基調としたプレミアム上映館「アーティステージ」を舞台に活用し、従来の劇場型公演とは一線を画す上質で居心地のよい雰囲気を実現するという。

とりわけ今シーズンは、ロッテカルチャーワークスとの協業で誕生した没入・体験型公演ブランド「インサイド・ザ・プレイ」の第3弾ラインナップとして戻ってきて、観客に一段と強い没入体験を届ける見通しだ。ウェブトゥーン作家オ・ミンヒョクの短編集―ルーレットを原作にした本作は、路上で浮浪者として生きるドイルの前に、自分は双子の兄だと主張する大富豪ポウが現れ、財産と命を懸けた危険なゲームを提案するところから物語が展開していく。

今シーズンのルーレットの最大の特徴は、プレミアム映画館がポウの大邸宅へと完全に変身する点だ。アーティステージ・ドゴクの大型スクリーンと圧倒的なシネマティック音響システムを積極的に活用し、劇の緊張感を最大化する。

本公演開始30分前から行われるプレショーは、ルーレットならではの独自シグネチャーコンテンツだ。観客は大邸宅のパーティーゲストとなり、俳優と直接コミュニケーションを取り、賭けにベッティングし、その結果次第で物語の結末まで自ら変えられる真の体験型公演を味わえるとされる。

これに先立ち14日に幕を開けた観客参加型クラブミュージカルクラブ説話(Club 説話)も、ルーレットと同様に観客と共に作る異色作として口コミで広がっているという。公演は音楽、ダンス、演技が融合したクラブ形態を取り入れ、観客が単に舞台を眺めるだけでなく、投票や遊びに直接参加できるよう設計された。観客の動きや選択、リアルタイム投票の結果が即時に反映されるため、毎回まったく異なる展開が繰り広げられるのが醍醐味だ。

クラブ説話は、伝来の説話を現代のクラブ空間に再解釈した独創的な世界観から出発する。玉皇上帝が開催する「無念大会」を背景に、韓国の伝来説話に登場する人物たちが一堂に会し、それぞれの積もった思いをヒップなパフォーマンスでぶつけ合う構図だ。

観客は彼らの物語に耳を傾け、投票に参加して「最も無念な者」を選び、この選択がその日の公演の最終エンディングを決定づける核心装置として機能する。

このように舞台と客席の壁を大胆に取り払ったルーレットクラブ説話の2作品は、受動的な鑑賞形態から脱し、観客が自ら劇を完成させていく前例の少ないスペクタクルを提示し、公演シーンに新鮮なパラダイムをもたらしていると複数のメディアが報じている。